もはや誰もが持っているスマホ。
コミュニケーションだけでなく情報収集や自己表現など何でもこなす便利な道具ですが、一方「スマホが手放せない」「手元にないと落ち着かない」「不安になる」などの「スマホ依存」が問題になっています。
1日何時間?どんな人がスマホ依存?【簡単チェック】
MMD研究所が調査した結果によると、スマートフォンの利用時間が「1日平均2〜3時間」が最多となりました。
(「2018年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果より)
利用時間以外に、どんな状態が「スマホ依存」の可能性をはらんでいるでしょうか。
下記ではYes/Noで「スマホ依存度」を簡単にチェックできます。
「スマホ依存度」チェック
□寝るとき、必ずスマホを枕元に置いて寝る
□食事中でもスマホを見ることが習慣になっている
□トイレに行くとき、必ずスマホを持って行く
□入浴の際、脱衣所に必ずスマホを置いている
□車を運転する際、バックの中からスマホを取り出し、必ず身近にスマホを置いている
□人と話しているときも、スマホを扱う時間が多い
□スマホが身近に無いと、とても不安になる
□近くにいる人のスマホの着信音やバイブが鳴った際、つい自分のスマホかと思いすぐにスマホを見てしまう
□スマホを使ったSNSを毎日必ずチェックする
□歩行しているときも、スマホを持ち歩きスマホをチェックしている
5個以上当てはまる場合は依存傾向が疑われます。
8個以上当てはまる人は依存度が高いので、スマホの使い方を見直してみましょう。詳しい結果が知りたい場合はこちらのサイトでチェックしてみてください。
「スマホ依存度チェック」 Doctors Me(ドクターズミー)
スマホ依存脱却のための7つの方法
どのようにしてスマホ依存を軽減させればよいか、簡単にできる方法を7つご紹介します。
スマホ使用時間をチェックして現状を知る
iPhoneの場合、iOS12から「スクリーンタイム」という機能が追加されました。
「設定→スクリーンタイム→iPhone」で確認することができます。
自分がどれだけスマホを持ち上げ、合計何分どのアプリを使ったかを把握できるので、自身のスマホの使い方を数字で具体的に表されます。
数字として見ることで、このアプリは使いすぎないようにしようなど意識することができます。
Androidの場合、下記のようなアプリがありました。
他にも検索をするといろいろなアプリがあるようです。
※わたしはiPhoneユーザのため実際に使ったことがありませんので、お使いの際はどうぞ自己責任でお願いいたします。
UBhind: No.1のモバイルライフトラッカー/中毒マネージャー
RinaSoft無料posted withアプリーチ
SNSやメールチェックの時間を決める
自分でコントロールできないのが、SNSやメールなどの受信です。
このような場合は通知がくる度にスマホを確認するのではなく、チェックする時間を決めてしまいます。
例えば
・通勤電車の中
・お昼休み
・帰宅後15分だけ
・お風呂に入る前
などです。
通知をオフにする
通知をオフにしてしまうのも有効な手段の一つです。
通知を無視するのはなかなか難しいので、内容が気になり何も手につかなくなるようなら、通知そのものをオフにしてしまいましょう。
スマホを触る時はタイマーを設定する
動画やゲームなどをする場合は、時間を決めてタイマーを設定します。
動画などは1本、と本数で制限するのもいいですね。
強硬手段!アプリを削除する
少し乱暴な手段になりますが、使いすぎているな、依存の原因はこれだと思うアプリを削除してしまうのも方法のひとつです。
データを引き継ぐ機能があるアプリであれば再インストールすればまた同じ状態にもどせますので(設定は各アプリをご確認ください)、ためしに削除してみるのも有効な手段ですね。
目覚まし時計にしない=枕元に置かない
目覚まし時計代わりにスマホを枕元に置き、ついつい寝る前に見てしまうという人は、スマホはリビングに置くようにしましょう。
ブルーライトは睡眠の質を低下させると言われていますので、寝る前の断スマホで質の良い睡眠も取り戻せそうです。
ガラケーにする
それでもやっぱりスマホを手にとってしまうという人は、ガラケーに変えるという最終手段があります。
本気でスマホ依存から脱したい人は、極論になりますがこの方法が一番いいでしょう。
スマホ依存がもたらす影響とは?
スマホ依存になることで、以下のような影響があると言われています。
・視力低下や眼性疲労、スマホ老眼
・ストレートネックになりやすくなる(首痛や肩こりを引き起こす)
・腕や手の腱鞘炎
・睡眠時間が減り集中力が低下する
精神面に及ぼす影響
・イライラして攻撃的になる
・情緒不安定になる
・思考力や記憶力が低下する
かのスティーブ・ジョブズが自分の子どもにスマホやタブレットを持たせなかったという話は有名ですが、ジョブスに限らずIT業界の大物の中には子供の電子機器利用を制限する人が多いそうです。
こういった影響を身をもって知っていたからかもしれません。
便利で生活を豊かにしてくれるツールだからこそ、影響をきちんと知り、使い方をしっかり考えることが大切ですね。